loading...

吉良よし子

参議院議員

吉良よし子 国会質問

国会質問

2020年・第201通常国会

「学生給付2次推薦も」文科相が答弁

要約

 日本共産党の吉良よし子議員は4日の参院文教科学委員会で、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減った学生への学生支援緊急給付金について、大学への申請期限切れで申請できないことがないよう求めました。萩生田光一文科相は「第2次の推薦も予定している」と答えました。

 給付金は、学生の申請を受けて大学が選考し、日本学生支援機構に推薦する仕組み。

 吉良氏は、申請期限が迫り「もう申請できないのか」との不安の声が上がっており、ゆとりある申請期間をと要求。「2次推薦があることは周知されていない。早めに周知し、学生が安心して申請できるようにすべきだ」と求めました。

しんぶん赤旗2020年6月7日号より抜粋

議事録

吉良よし子

 日本共産党の吉良よし子です。
 法案の質疑に先立ちまして、学生支援緊急給付金について伺いたいと思います。
 五月十九日に制度が創設されて二週間ほど過ぎまして、大学での受付も始まっているわけです。私もこの委員会で支援が必要な学生全てに行き届くよう注視が必要だということを申し上げたわけですが、早速不安の声が上がってきています。
 ある大学では、申請を受け付ける前に事前に大学側に連絡を求めると、その連絡をしてきた学生に対して申請案内を送るという手順を踏んでいるんですが、この事前の連絡の期限はもう既に先月五月末で終わってしまっていて、さらに申請自体の期限ももうあした五日で終わると、もう私は申請できないのでしょうかという不安の声が私のところに届いたわけです。
 調べたところ、この申請期限があした五日までという大学というのはそれなりにほかにもあるわけですけれども、急いで給付金を学生に届けるというのは大事なことではありますが、急ぐ余り、もう締め切りましたとなって、必要な学生が支援できなくなってしまったなんということはあってはならないと思うんですが、大臣、いかがでしょうか。

国務大臣(萩生田光一君)

 本給付金は、一番身近に学生等に接している大学等において学生の実情に沿って総合的に判断し選考した上で、日本学生支援機構に推薦する仕組みとしています。
 当面困っている学生等を緊急に支援するため、推薦を二回に分けて行うこととし、第一次の推薦は六月十九日を締切りとして各大学にお願いをしております。その上で、各大学においての選考に要する時間も考慮して、それぞれ学内の締切日は様々決めているんだと思います。各学校においては、学内の締切りも含め、学生等に広く周知していただきたいと考えております。
 今回、時間的に間に合わなかったということであれば、二次の推薦を予定しておりますので、仮に一次推薦で間に合わなかった学生さんは是非二次で出していただきたいと思いますし、これ書類も極めて簡易にしましたので、既にもう支給が始まっていますから、何か説明を受けないとその資料が書けないようなすごい時間が掛かったり、実家から何か書類を取り寄せなきゃいけないとかそういうこともございませんので、ちゃんとアクションを起こしていただければすぐに対応できるようにしたいと思います。
 いずれにしましても、スマートフォンなどの申請も可能とするなど、学生等が速やかに申請できるように工夫をしておりますので、引き続き、本給付金の周知に努め、学生に対して必要な支援が行われるように支給を進めてまいりたいと思います。

吉良よし子

 全体のまず一次の締切りというのは十九日ということでしたけど、だとすると、やはり、あしたまでとか、学内であしたまでとなると、やはりきつい、厳しい感じもしますから、是非各大学にゆとりを持った申請期間、対応をお願いしたいと思いますし、先ほどの答弁では一次推薦だけではなく二次推薦もあると、これ初めて聞いた話だと思うんですけれども、このことを余り周知もされていないことだと思うので、是非、一次だけじゃなくて二次推薦もあるんだよということを早めに周知して、安心して申請できるようにということを引き続き進めていただきたいと思います。

以下、文化芸術への補償へつづく