吉良よし子君
日本共産党の吉良よし子です。
では、提案者の方に伺います。
このいわゆるリベンジポルノ規制法案で公表罪を設定するわけですけれども、これにはどのような効果があるのか、お答えください。
衆議院議員 平沢勝栄君
今も申し上げたところでございますけど、もちろん、こういったものを取り締まるには既存の法令があるわけですけれども、既存の法律では必ずしもカバーできないところを今回の法律で埋め合わせするわけでございまして、例えば、わいせつ物頒布罪というのがありますけれども、わいせつ物とかあるいはわいせつ画像に当たらない場合というのもあるわけですけれども、今回の場合は当たるわけです。
分かりやすく言いますと、週刊誌のグラビアに出てくるようなのはわいせつではないんです。しかし、ああいったものを、自分の元恋人なんかを撮った画像が残っていて、それを相手の意思に反して流した場合には今回は適用になると、こういうことでございまして、そのほか、児童ポルノ禁止法は十八歳未満の者でなければ適用にならないと、こういった問題もございます。名誉毀損罪については人の社会的評価を低下させるものでなければならないといったことがございまして、ですから、現行法では適用にならないところが適用になるというところが大きく違うわけでございます。
吉良よし子君
一定の抑止効果は期待できるということだと思います。
では次に、法案第四条、プロバイダー責任制限法に基づく画像削除の免責特例措置について伺います。
どのような内容なのか、簡潔にお答えください。
衆議院議員 山下貴司君
この特例は、プロバイダーなどが、情報の流通によって自己の名誉又は私生活の平穏を侵害されたとする者から送信防止措置を講ずるよう申出を受けて、送信防止措置に同意するか否かを発信者に照会し、照会を受けた日から二日を経過しても発信者から同意しない旨の申出がない場合には送信防止措置を講じると、そうしても当該プロバイダーが損害賠償責任を問われないというものでございます。
吉良よし子君
二日経過した段階で削除ができるようにするということだと思うんですけれども、被害者にとっては、一旦そういうアップされたくない画像などが公開されれば大変深刻なダメージになります。ネットにアップされた段階であっという間に拡散されるわけですし、時間がたてばたつほど取り返しが付かない事態となり得ます。そういう意味では、問題が発覚してからできるだけ早く削除できる方が被害を小さくできるのではないかと考えますけれども、今回は七日と定めているものを二日に短縮されたということですが、それで対応が十分とお考えか、御見解をお願いします。
衆議院議員 平沢勝栄君
私も二日間で十分対応できるとは思いません。二日間あれば、ぱあっと、あっという間に普及してしまって、結局、被害を回復するというのは大変な労力も要りますし、その間に大変な被害が起こってしまうわけでございます。
しかしながら、即日に、もちろん初めから違法なものはプロバイダーが削除できますし、また権利侵害が明らかなものについては削除できるわけですけど、それがはっきりしないものについてですから、これについて、申出があったものについて発信者の方に照会して、発信者の方がまあ結局何もそれについてクレームを付けなかった場合には削除できるということで、まず発信者に照会してやるということは、これは表現の自由のことを鑑みました場合にはある程度やむを得ないのかなと。
確かに、今委員おっしゃったように、二日間という間に、ネットの世界ですからあっという間に広まるからこれで被害回復が大丈夫なのかということになりますと、これは我々公職候補者の場合のネットでのプロバイダー責任制限法が七日から二日になったのと同じケースでございまして、これについては今後の検討課題ではないかなと思っております。
吉良よし子君
法性が明らかでない場合ということで対応をというわけですけれども、ただ、やっぱり画像を映されて拡散された被害者のダメージをいかに最小限にとどめるのか、これこそがやはりこの法案で一番重要なことではないかと考えるわけでして、現在、民間団体やプロバイダー等ではすぐに削除できるように対応しているところもあると伺っておりますし、やはり、先ほどもありましたけれども、今後、即日削除を可能にするということを検討してはいかがかと思うんですが、いかがでしょうか。
衆議院議員 平沢勝栄君
おっしゃるように、ネットの世界ですから、あっという間に情報が拡散して、そして被害回復が極めて難しくなってしまうわけで、これは必ずしもこのリベンジポルノの問題に限らず、あらゆる名誉毀損的なネットにおける書き込みでも同じことでございまして、それで我々政治家の場合でも、いろんなでたらめを書かれて、それが拡散するということもあるわけでございまして、こうした問題についてどう対処するかというのは、これから、ネットがこれだけ普及している中で大きな検討課題でございますので、我々としては、トータルの中で考えながら、この二日間というのが果たして妥当かどうかというのは考えていくべきではないかなと思います。
吉良よし子君
検討していただくということですから、是非前向きに検討はしていただきたいですし、やはり被害者の保護ということが最優先の課題でありますから、即日の削除も可能となるように検討を続けていただきたいということを重ねて求めまして、私からの質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。